災害に備えた非常食について

今回の地震でお亡くなりになられた数多くの方々に対し、
心よりのご冥福をお祈りします。
残されたご家族の方々には、突然の悲しみにどうお言葉をかければ
いいかもわかりません。本当に心からお悔やみを申し上げます。


こんな時、
管理栄養士の私が何かお役に立てる事といえば
災害時の食料についての知識をお伝えする事かなと思い。

地震・災害時に備えた食料について、まとめてみました。

災害に備えた非常食について


まず、最も重要なのは、飲料水です。
飲み水として1人1日2L程度3日分を常備しておくと安心です。

水だけでも生きのびることができますが
非常事態とはいえ、水だけでは実際には体力を消耗してしまいます。


そこで、災害時の常備食といえば、「乾パン」ですね。
手軽に食べられる、保存性が良い事から一般的によく知られている非常食です。


 そして、管理栄養士の立場からみて、

 他に保存性があって、栄養価の高いもの。
 調理に手間がかからず、すぐにおいしく食べられるものといえば、
 
 『缶詰』です。


 缶詰というと、古いから、あまり栄養が残っていないのでは?と
 思われている方もいるかもしれませんが、

 缶詰は、3年~5年と長期保存が可能で、
 最も栄養価の高い時期に収穫調理したまま保存されているので
 おいしさも、栄養価も非常に高い食品です。


 その缶詰の中でも、こういった災害時には
 特に、「大豆の水煮缶」が秀逸です。


 栄養価の面では
 大豆は、畑のお肉ともいわれるほど、
 良質のタンパク質も豊富ですので、体力を落とさず保っていられます。

 糖質・ビタミン・食物繊維も含まれていますので、
 主食として、ご飯の代わりも十分果たします。


 大豆をやわらかく煮てあるものなので、
 歯が弱いお年寄りの方でも食べる事ができますし、

 加熱調理済みなので、
 レンジやガスも不要で、そのままたべる事ができます。
 (缶切りが不要なタイプの物を選んでおくといいですね。)


 水分が含まれていて、味も薄味なので、
 のどが渇きにくく、大切な飲料水を節約できます。


 また、缶がそのままお皿代わりになりますので、
 お皿を汚したり、お皿を洗ったりする必要がありません。
 (洗浄の為の水も貴重になってきますので)


 さらに、
 緊張した精神状況の時にはビタミンCの消費が激しいので、
 ビタミンCがたっぷり入っている「ミカンの缶詰」なども
 常備しておくとよいですね。



 その他、「サンマやサバの煮付」けなど、魚の缶詰や、
 「ブタの角煮」など、おかずになる缶詰めを用意しておくと、
 栄養のバランスもよくなり、食事としての満足感もあるかと思います。


 緊急時ではありますが、可能な限りおいしいおかずも用意して
 しっかり食事を食べることで

 神経が高ぶってしまってなかなか眠れない方も
 体もリラックスモードに切り替わるので
 少し落ち着いて眠る事ができるようになります。
 (体力を消耗しない為にも休息はとても大切です。)

 そういった意味でも 食事は本当に大切です。 


 美味しい食事には
 それだけで、人を元気にする事ができるものだと思います。



 缶詰であれば、値段も手ごろですし、
 日常の食事でも使う事ができるので、常備しておいても無駄になりません。

 いざという時に、たくさんあっても困らないものですし
 
 ショックで元気をなくしてしまった方を、
 ほんの少しだけでも、元気づけてあげる事ができるかもしれません。




 私自身も、阪神大震災の時、西宮市で被災しており、
 何日間か、水、ガス、電気、食料のない日々を過ごしました。

 道路が不通の中、遠くから、親戚が歩いて食べ物を届けにきてくれて、
 とても嬉しかった事を鮮明に覚えています。



 大切な方に物資を届けに行かれる方にも、
 これからの災害に備える方にも

 何かのお役に立てれば幸いです。



 今後、まだ行方不明の方々が一人でも多く助かること。
 現地で避難している人が、早く安全で安心できる場所を確保されること。
 そして、現場で救助活動やボランティア活動をされておられる方々に
 心より敬服と感謝をいたします。



  元気にやせる研究所 代表 管理栄養士 中本綾美
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